グローバル化『必須ツール』英語と『おもてなし』の気持ちと実践

  • 2016/8/4
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東京駅の新幹線ホーム。

昼夜問わず多くの外国人観光客で賑わっています。

 

頭上からは聞き取りづらい場内アナウンスとけたたましい発車ベルの音、視線をホームに戻せば黒スーツのサラリーマン達が鰯の大群のように猛スピードかつ無表情で突き進んで来ます。

誰しもが先を争うかのように乗り降りし混雑するホームはまるでカオス状態。この国に暮らす我々であっても気持ちが混乱してしまう状況ですね。

 

そんな中、ここ数年で目に付くのは赤やピンクなど原色の洋服をまとった女性の多い東洋人団体や、細身で背が高く短髪の白人男性ビジネスマン団体、大きなスーツケースを幾つも運ぶ鋭い眼つきをした中東系の家族だったりしますが、そんな彼達がホームの乗り換え標識を不安そうに見上げている光景も良く見かけ見かけます。

私も自分自身の時間的余裕がある時は『May I help  you?(何かお手伝いしましょうか?)』から始まり『Let me take a picture for you(写真を撮ってあげましょう)』と話しかけますし、更には『Where did you guys come from?(どこから来たのですか?)』や『Are you enjoying Japan?(日本を楽しんでいますか?)』など少し踏み込んだ会話もしたりします。

 

これは私が30年近くに渡り多民族国家アメリカに住んでいたからか、人種が何であろうと誰にでも英語で話しかけてしまう、と言う習性のようなものなのですが、実際の所日本に来ている外国からの人々に話しかけてみるとほぼ全く問題なく英語でコミュニケーションが取れてしまうのは新鮮な驚きでした。それもヒジャブで頭部を覆った老齢のイスラム女性だろうが、褐色の肌をした東洋人男性であろうがです。

 

多分これには幾つかの理由が想定されます。多国間を行き交うビジネスマンは業務上のグローバルスタンダードとして当然の事、観光客であっても日本への旅行へ来れるその経済的・教育的背景などからも英語力を持っていると言う事でしょうか?

 

彼らに話しかけて気付くのは、おそらく第二、第三言語であろう英語コミュニケーションに対して戸惑いの無さです。

の日本人なら非英語圏での観光中にいきなり街頭で英語で話しかけれれたとしたら『Oh, I can’t speak English!』などと英語で拒否(喋れているじゃ無いですか!?)してしまうのではないでしょうか?ここには技術として『英語を喋れる』以前の、心持ちとしての『コミュニケーション拒否』が勝っていると思うのです。

 

しかしながら、英語で話しかけたその瞬間の相手の表情には、英語=外国語での会話交信に躊躇や恥じらいの微塵も感じられない。むしろ日本に来ている彼らの表情を見るにつけ『英語力』については『教養』『観光英語』などと言った生易しいレベルでは無く、グローバル市場での生き残りの為の『必須条件』として英語を身に着けていることを実感します。

 

ほんの少しだけ自分の身近なことを眺め直すとといつもと違った景色も見えてきます。

声高に叫ばれるグローバル社会についても同様なことが言えるのでは無いでしょうか?

 

Wrote by 鎌塚 トシ 農大総研GIA

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