第6回米国グローバルキャリアプログラム実施

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2月6日(水)に、世田谷、厚木、オホーツク各キャンパスから選抜された8名が、約1ヶ月間の国際インターンシッププログラム参加の為に、米国ロサンゼルスに向けて旅立ちます。去る1月18日(金)、その最終オリエンテーションが学内で開かれました。

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プログラムの主旨と特徴

当プログラムは2013年度から開始され今年で第6回目を数えます。プログラム実施主旨は、近年は教育業界のみならず重要かつ緊急な国家的指標にもなっている『グローバル人材育成』を柱としており、その特殊性は海外派遣プログラムでありつつも学内キャリアセンターの扱うプロジェクトとして企画・運営されている事にあります。

これまで日本の各大学で行われて来た海外プログラムは『言語習得』や『異文化理解』を主な目的としていた為に、国際協力センターや留学エージェントとの協業企画として実施されることが多いのが実情でした。

しかし当プログラムでは2000年代後半から経済産業省が強力に提唱するグローバル人材育成と社会人基礎力を身に着け実践するプログラムとしての『総合的な人間力育成』。それも普段とは全く違ったグローバルな環境の下で、自ら『考え抜く力』『前に踏み出す力』『チームワーク力』を試される事になり、まさに『働く=キャリア』を体験する事となります。

学内告知、募集、面談、選考。更には英語テストや事前講座、事後講座など、また帰国後の職員向けの報告会の実施など、通常の語学留学などの海外派遣とは一味も二味も違った脳内筋肉?と業務推進スキームが必要になりますが、キャリアセンタースタッフ陣の万全の体制のもと、今年も8名の優秀な学生が選抜され派遣されることになりました。

ちなみに近年は全国の有力大学がぞくぞくとキャリアセンター主導で海外プログラムを導入し始めており、準備期間を含めれば約10年近い歴史を持つ我が東京農業大学・米国グローバルキャリアプログラムは全国に先鞭をつけたプログラムでもあります。

 

日本人として海外から世界、そして日本を俯瞰する

グローバル・インターンシップと聞いてもなかなかその内容は想像しづらいものがあります。しかし、目を一度、海外のビジネス・フィールドに移し、その場でどんな業務が行われており、どんな実力が必要とされているのか?学位時代にどんな事を先取りし身につけておけば良いか?を逆算すれば少し分かりやすくなります。

米国ロサンゼルスには巨大な日系社会が存在すると共に数多くの日系企業が進出しており、そこでは日米両国の法律、商習慣、文化、様々な人種や民族の人々と日々ビジネスが行われています。

このような人種や文化のサラダボウルのようなビジネス現場に学生を派遣する事で、まだ働くと言ってもアルバイト経験のみの学生達に、これまで良く知らなかったグローバルな職業観と価値観を育てて貰おうというものです。

個別に例を挙げれば、日系企業でも社長だけ日本人で他は非日本人で社内言語は100%英語コミュケーションな会社、日本とのやり取りが主業務で営業時間も日本に合わせ日本語が社内言語の企業、非日本人がメインだが朝はラジオ体操が取り入れられている工場、日本人経営だがビジネス的には全く日本との繋がりも無い企業。更には日本が本社の米国営業所、または日本から渡った若者が現地で起業した会社、などなど、一言にグローバル企業とは言えど様々な形が存在しますので、学生達にはそのような多様性のある社会での職業体験を行って頂きます。

このような立場に立脚しインターン業務を行う事で、地球規模で世界を俯瞰し、日本を見つめ直す事にも繋がることでしょう。また滞在中は上司から指導され、異国の同僚から助けれ問題解決を図る中で、前述の自ら『考え抜く力』『前に踏み出す力』『チームワーク力』を身に着けることになります。

 

様々な業界・業種に触れる体験

以前のように農大生だから農場実習また食品製造系、インターン先も技術研究部署では無く、当プログラムでは敢えて幅広く捉え、大学での学びとは全く関係が無い企業に派遣されたりします。

例でいうと、日系メディア企業や語学学校、国際NPO団体や一般メーカーなどもあります。またそこで与えられるタスク(業務)も普段の大学の学びやアルバイト先での体験とは180度違ったものになる事も多々あります。

このように知らない世界を広げ自ら体験するとこにより、普段知っている自分の殻を破り、全く違った新たな自分像を発見する絶好の機会になり得ます。

 

近年の派遣学生の特徴

近年の農大の学生気質も以前とは随分と違って来ている事を実感します。特に大学キャンパスを歩いて気付くのが女子学生の多さで、ここは女子大かと見まごう程ですが、実際は世田谷キャンパスでは男女比も半分ずつ程と言ったところでしょうか?都合、このようなプログラムに果敢に挑戦するのも女子学生が圧倒的で、例年6対2程度と言えます。年によっては男子学生が1人の事もありました。

語学力(英語力)については、TOEICは700点近い学生が多く、中学や高校でしっかり基礎を固めて来た印象を受けますので、このようなプログラムを通してより実践的な英語力と、語学テストでは数値化し得ない人間力とコミュニケーション力を身に着けて欲しいです。

さらに面談時に実感するのが海外経験の多さで、もちろん当プログラムが初海外と言う学生も散見されますが、特に女子学生ではフィリピンやマレーシア、タイなどアジア圏への実習経験のある学生が見受けられ、やはり一たび国境や文化的な恐怖心を払拭し、異文化や未知の世界に対しての理解と好奇心を自ら育て上げている学生達は逞しくそして行動力があると実感します。

日本政府も『働き方改革』『女性の活躍促進』を掲げていますが、当プログラムに参加した学生達が活き活きと活躍できるような社会になって欲しいと感じます。次回は学生の現地報告をお伝えいたします。

 

1989年 農業経済学科卒

鎌塚俊徳

 



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