ネパール最新情報「パーニー」

2015年4月の大地震の時、当時東京農大の留学生だったクマール君からSOSのメールをもらいGIAのメンバーにもご協力頂き募金で集めたお金を持ってネパールに行った事をこのサイトで書いたのを覚えていらっしゃる方もいると思いますが、あれから4年後のネパールに行って来ましたので最新情報をレポートをしたいと思います。

前回はタイのバンコック経由だったが今回は中国の上海と昆明経由でのカトマンズ入りだったので成田から24時間かけてカトマンズ空港に到着。

先ずここまでで発見したのが中国国内ではLINEがblockされていて使えない事。グーグルやフェースブックが使えないのは聞いたことありましたがLINEも使えませんでした。その分、カトマンズ空港ではWIFI環境が以前より良くなっていたのとネパール入国ビザを取得するATMの様な機械が10台(1台は壊れてましたが)に増えていました。

カトマンズ空港は相変わらずいつ建設したの?という様なレンガ造りの空港で時折発着スケジュールを表示するモニター画面が真っ黒になり突然消えるところは何も変わっていませんでしたが、それでも空港内は人でごったがえしておりヨーロッパからの旅行客と今回目についたのは中国からの旅行客でした。昆明からの便だったせいもあるかも知れませんがその後ネパール国内に入ってからも中国人で溢れていました。日本に限らず今や“Chinese is all over”で中国人は世界のお客様と行った感じです。

到着して一先ずカトマンズのJampaと言う小さなホテルにチェックイン、ちなみにJampaとは チベット語でおもてなしと言う意味だとか。場所はカトマンズのど真ん中で前回泊まったホテルも同じ様なエリアだった気がします。小さな店が並ぶ細い道が迷路の様に広がりそこを車とバイクと人力車と人と犬が入り乱れて往来していて相変わらずミリ間隔の運転には驚かされます。それでも4年前よりは随分と店の品揃えも増えて外国人客も多く歩いている様に見受けられました。

24時間機内食しか食べていなかったので早速レストランに夕食を食べに行くと青いライトで店内を照らしたライブ演奏付きの洒落た店にはネパール人のカップル達が来ていました。4年前には無かった雰囲気ですね。その意味では地震からの復興も進んでるのかも知れません。

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一緒に行ったネパール人がどんどんオーダーするのでちょっとした洋食からピッザからカレーまでテーブルに並びましたが料理の質はけして悪くはありません。飲み物もラッシーからビールからウイスキーまで何でもあり、そして今回驚いたのは水が安心して飲める事です。腹が減っていたせいもあり躊躇せず一気に飲み食いしたので食事が終わった後腹の具合をちょっと心配したのですが大丈夫でした。

けっこう地方まで行きましたが今回ネパール滞在中を通して腹の具合が悪くなることは一度も有りませんでしたので随分と衛生環境が良くなった様な気がします。以前は水はボトルウオーターでもコップの洗い方が気になったものでした。それでも単にパーニー(水)と頼むと1回ボイルしたぬるま湯の出てくる習慣は変わりませんので油断は出来ないのかも知れません。そんな変化を感じながら1日目はカトマンズに一泊しロングフライトの疲れを取り翌日昼過ぎの飛行機でPokharaへ。

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ポカラは、クマール君がネパールでのグリーンツーリズムに最適と言っていた場所ですが前回は時間がなくて行けなかったので今回は最初に行ってみることにしました。

ここでまた一つ発見が。前日ポカラ行きの飛行機のチケットを電話でブッキングしてくれていたので空港のカウ ンターでスマホのe-ticket(今は何処でもスマホです)を見せると国内線なのにパスポートを見せろと言う。ネーパール人の緑色のパスポートと一緒に私の赤いパスポートを見せると別の部屋に行けと言う。で荷物だけチェックインしてちょっと先の部屋と言うかカウンターに行くと何やらもめ出した。どうやら外国人価格は別らしい。

途上国では良くあることだが外国人は外貨の獲得源だから二重価格になっている事がある。昨日電話した時には日本人だと言ってパスポート番号も渡したし金も既に払ってレシートもあると言ってもダメだと言う。おいおいまたか~と思いながらも幾らかと聞くとネパール人$29ドルに対して外国人は$130だと言う。“100ド ルは上げすぎだろう”と言っても制服の男と女はクレジットカードOKよなどと言っている。フライトの時間もせまり荷物も行っちゃってるので仕方なく$130払って$29払い戻す事に。

これをやるから外国人客の印象を悪くするんだと思うが、いづれにしても関所には気を付けよう。最初は怒りたくなるがGDPの差というのはこう言う事なのだろう。気を取り直してセキュリティを通ってボーディングゲートに行きバスで飛行機の横まで行ってタラップを登ると機内乗務員の女性が両手を合わせて「ナマステー」と微笑んでいた。

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( to be continued )

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