wrote by T.Takehara on 4/1/2017
昨年(2016年)の5月に世田谷の東京農大アカデミアホールにある横井時敬記念講堂で行われた「農大総研グローバル情報研究部会x醸造部会」コラボ講演会で「グローバルの壁、TPPの和」と言う題で講演させて頂いた。講演者が良かったせいかコラボは大成功で、以来 “グローバル醸造研究” と称して世界中を利き酒して周っている者がおるようだが、なかなか喜ばしいことである。
今後もグローバルであらゆる縦割りを繋げて “&”の相乗効果を生んで行きたいと思うが(私はいつか「グローばる」という言葉が動詞として日本語の国語辞典に載ると思っている)、あれから10ヶ月の間に世の中の風向きは少し変わって来た。イギリスはユーロ同盟から離脱すると決め、アメリカ合衆国では政権が代わって民主党からへ共和党になり、朝鮮半島では65年前に度朔さに紛れてクーデターを起こしそれぞれ北と南を乗っ取ったその子孫達が抹殺された。果たして、私達のこのグローブ号は何処へ向かっているのだろうか?世界のあちこちで酔っ払ってきた者が考える近未来のグローバルを文章にしてみたいと思う。
皆さん「SETI」と言う言葉をご存知だろうか。SETIとは、”Seach for Extra-Terrestrial Intelligence” の略である。そう、地球外知的生命体探査、つまり、宇宙人を探そうと言うわけだ。インベーダーだUFOだと昔から人々の好奇心を刺激して来た宇宙人だがそろそろ姿を現わすかも知れない。ひょっとしたら10 年後我々地球内生命体はETIと友達になっているかも知れない。
先日、日本で福井県に行って来た。福井駅前にはよく知られているように恐竜がいて首と尻尾を振っているが、その向かい側にパビリオンと言うガラス張りの建物がある。その5階にセーレンプラネットと言う博物館があって8Kのドームシアタープラネタリウムもある宇宙・天文の自然史博物館(確かに星空こそ最も長い歴史を持つ大自然だ)になっている。どちらがパクったかは知らないがロサンゼルスにあるグリフィス天文台の新装リオープンした天文台博物館と展示の仕方がよく似ている。その説明するところによると、電波は光の無いところ(真っ暗な所)も観測できるので今流行りのブラックホールやダークマターの謎を解明してくれるのでは無いかと期待されているが、なんでも、電波を宇宙に向かって発信してその信号を理解して銀河系の外から返信してくるかも知れない地球外知的生命体を探している人達がいるらしい。
今私達はグローバルか反グローバルかなどと言っているが、これからは地球みたいな星と星が幾つも合わさったグローバルの和がUniversalを通り越して、スケールの大小も時空も超えた “Space”の時代になって行くに違いない。我々はどんな問題に遭遇ようとも解決して行くだろう、トランプ大統領が壁を作ろうとイギリスが内向きになろうと、スペースは繋がっているのだから。
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