ちなみにカトマンズからポカラまでバスで行くと7ドル位だそうである。20倍近いチケットを買って飛行機で25分のポカラへ飛ぶことになった訳だがひとつ良かったのは空からヒマラヤの山々を観れた事だろうか。資源の少ないネパールにとって世界最高峰エベレスト(=サガルマータ=チョモランマ)が最大の観光資源と言えよう。よって外国人価格と現地価格の違い100ドルはマウンテンビュー代だろうか。その名もBuddha航空は神々が宿る神聖なる山々に手を合わせて眺めながら乗るのに相応しい。としておこう。
ポカラに着いて一番最初に感じるのがカトマンズと比べて空気の綺麗な事だろう。飛行機から降りて思わず深呼吸したくなるのは私だけでなかったと思う。エベレストが観れるだけでなくポカラはネーパールで一番の観光地だと言う。ゴルフ場もあり海外からの観光客向でいっぱいだ。いくつかの大きな湖があり日本で言えば箱根の様な感じだ。そこに目を付けたのかロープーウエイの建設が日本の技術で現在進んでいると言う。空港からタクシーで15分くらいのところにあるTeeka Resortと言うホテルにチェックイン。湖のすぐ側で窓からの景色も良い。クマール君が前回ポカラに行くことを勧めてくれたのもよく分かる。早速彼にメッセージを送った。
ネパール国内はfbもLINEも使えるからインターネットさえ繋がれば日本との通信も容易だ。そしてどこのレストランに言ってもWIFIのパスワードをくれるから一瞬ネパールにいることを忘れそうになる。今は世界中どこでもスマホさえ持っていればなんとかなる。便利になったものだ。
翌日は朝から湖畔を歩いでポカラの町を散策。周りの山越しにエベレストのFish tailと呼ばれる三角形の頂も観えこれで温泉があればまさに箱根だ。ホテルの食事も悪くない。
現在ネパールは観光立国を目指して2020 Lifetime Experience キャンペーンを行なっているが成功を祈りたい。天気も良かったのでその日は近くの山の頂上までトレッキングする事にしたが、ふと空を見ると赤や黄色の小さな点がいくつも浮かんでいる。20機以上はあっただろうパラグライダーがふわふわと飛んでいるのだ。
山の中腹からゆっくりと湖までガイドと一緒に飛んで降下しながら途中棒の先に餌を付けて一緒に飛んでいる鷹を呼び寄せてインスタ映えする写真を撮るのが流行りだと言う。確かにエベレストを背にパラグライダーで空を飛んで鷹と並んでいる画像をネパールから世界に発信すれば受けそうである。この国の経済にとって観光は大きな要素であるのは間違いない。ここにいるだけなら4年前の大地震とガソリン不足による経済の混迷など無かったことのようだ。
(To be continued)
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