DJ Kamazukaのグローバルレポート No6

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24年度(令和6年度) キャリアセンター主催『国際インターンシップ』
“グローバル・キャリア“インターン研修 in オーストラリア
最終報告

昨年末よりシリーズで報告して来た24年度(令和6年度)キャリアセンター主催『国際インターンシップ』。

これは在学生に海外での生活とインターンシップ(実践職業体験)を体験してもらい豊かな国際性と幅広いキャリア観を育てることを目的としたプログラムで、2014年度よりコロナ期の数年間を除き継続実施されてきました。

当プログラムは25年2月から4週間の期間で、農大生8名を含む全国からの計50名の大学生が参加しました。

以下に表記するパイチャート統計およびQ&Aを見て頂くとプログラム内容像が垣間見れると思います。

① 全体事後アンケート:

ここでは49名の回答を分析しました。定量調査では『大変満足』25名、『満足』21名、『普通』『不満』合わせて3名と言う事となり、ごく少数を除いて大多数の学生が満足したことになります。

語学学校や寮を利用する画一的な条件下でのプログラムとは異なり、受入れ企業・団体の受け入れ状況や環境や様々であり、そもそも学生は派遣先を選べないと言う参加条件を加味するならば、ここまで高満足度の回答が多いと言う事は、インターン受け入れ環境の質(言い方に語弊がありますが)よりも参加学生本人のモチベーションと共に滞在中の自己努力の成果としか判断のしようがありません。そういう意味では、このような実社会で体験するインターンシップは普段の教室と言う囲まれた環境下から一歩も二歩も踏み出すことができ非常に有益であったと言えます。

また『普通』『不満』回答者の個別回答を読み解いていくと『与えられた条件が悪かった』『外れ企業だった(言い方に語弊がありますが)』と一言で簡単に片づけ、統計上は必ずこのような数字が上がってくるよ、と簡単に片づけてはならない重要な点も発見できます。それは渡航前の段階からプログラムに対して不信感を抱いている、アンケート設問に対してもおざなりな独りよがりな回答になっている、などです。

プログラム提供サイドからしては『へそを曲げた学生』とも見ることができますが、我々は学生へのプログラム提供のみで帰国後のカウンセリングを行えるわけではないので歯がゆいところでもあります。またこうした学生はややもすると実際に受入れしてくれた企業や現地サイドでの良い印象を残しているはずは無いので、現場への丁寧なフォローアップが必要となります。

②~⑥ 農大生8名へのQ&A:

ここでは参加各学生へのアンケートからいくつかのトピックを抜粋して報告しますので別紙をご覧ください。

1989年 農業経済学科卒

鎌塚俊徳

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