GIA GSF報告7-1

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By Toshi Kamazuka on 7/01/2021

世界を覆う未曽有のコロナ禍にあり、学生達は新たなツールを手に入れた!!

グローバル・スチューデントフォーラム(GSFZoom開催 実施報告

東京農大生も果敢に参加し、熱いディスカッションを繰り広げました

●はじめに:

渡航が出来ない昨今にあり、今や自宅リビングルームにいながらにして世界と繋がれるZoom(ウェブ遠隔会議システム)がグローバル・コミュニケーションの必須ツールとなっています。

これまでの国際フォーラムには万全の準備と、相当な時間と費用をかけないと参加できないのが定説でしたが、当システムでは世界中の現役学生達が同時にそれも無料で参加できると言う大きなメリットがあり、この簡易性を最大活用すれば、このような大規模フォーラムでさえ手軽にかつ頻繁に開催できることが実証されました。

●狙い:

様々な国から集まった同世代の仲間と、グローバル・コミュニケーションの共通言語としての『英語』を使い、それぞれの国や社会、教育環境、学びや職業観さらには人生観などについて語り合う場を提供。ディスカッションを進める中で価値観の共有さらには異なった価値観に出会う事により、グローバル社会の一員として必要とされる多様性や異文化・異質なものに対しての寛容性を育て、世界や物事を広く俯瞰し考察できる機会の提供を目指しました。

●内容:

・司会進行は基本全て英語で実施。詳しい説明部分などは日本語で補足。

・基本的に英語を主軸に、『暮らす』『学ぶ』『働く』をディスカッショントピックとし、ブレイクアウトルーム機能を利用した濃密なディスカッションとなりました。

●参加大学:

・全国約50校からの大学生が参加しましたが、東京農大もCGI(グローバル連携センター)、キャリアセンターによる学内告知により、2回のフォーラムに計11名が出席しました。

・参加大学(順不同):

北海学園大、東北学院大、福島大、新潟大、信州大、筑波大、早稲田大学、東京理科大、東京外国語大、学習院大、明治大、立教大、中央大、青山学院大、成城大、東洋大、駒澤大、専修大、大東文化大、拓殖大、武蔵野大、立正大、明海大、工学院大、白百合女子大、実践女子大、相模女子大、群馬県立女子大、千葉工業大、愛知学院大、中京大、豊橋技術科学大、神戸大、関西学院大、関西大、同志社大、立命館大、近畿大、甲南大、龍谷大、桃山学院大、関西外国語大、摂南大、九州産業大、北九州市立大、名桜大など

●システム:Zoom遠隔会議システム

1)第一回:2021年5月22日(土) /アメリカ&カナダの大学生と日本の大学生

・事前登録学生数:約140名

・当日参加者数:約90名

・主に首都圏や中京、近畿地区の私大に加え、全国各地の国公立大、また理系大など25校近い大学から参加。

・米国・カナダは、基本的に日本に関心のある学生を募集し、USC、UCバークレー、UCサンタバーバラ等西海岸、マサチューセッツやペンシルバニアの東部名門校や、ウィスコンシン、アイオワ、ミシガン、テキサス、バージニア、サウス・キャロライナ、ジョージア、カナダのケベック州など全土からの参加とあり、約15校でした。

・参加学生には、同室になった学生達の学校名や学年などを見て自然とヒエラルキーが出来てしまうことを避ける為に、名前だけを表示し、学校名や学年は伏せて参加頂きました。結果、コミュケーションに大切なのは、学歴や年齢では無く、いかにその場で自分から行動し話しかけ会話を造るか?だという点に気付いて頂けたようです。

●報告:

・『暮らす』は海外学生からは日本の暮らしぶり(音楽、ゲーム、TV番組、週末の過ごし方)などに関心が集中。『学ぶ』は双方に普段の学園生活の違い(アルバイト能否、宿題や課題、サークル、土日の過ごし方)など。『働く』が一番話しに熱が入りました。

・日本人学生からは『ジョブハンティングについて』『世に聞くアメリカ企業文化は本当か?(カジュアル、仕事上での性差別や上下関係がない。風通しの良さ、コーヒーを持って立ち話し、定時帰宅、転職・離職の多さなど)』など。

・アメリカ人学生からは『サービス残業は本当か?社員上下関係はどれほどか?全員黒スーツは本当か?就業中にトイレに立つのも気が引けるのは本当か?』など。

●日本人学生の主なコメント:

日本語と英語でコミュニケーションができた。
楽しかったから、自分の英語に対するモチベーションが高まった。
英語を使って会話ができたから。もう少し多く話せると思ったが、人数の関係だけそこまで多く話せなかったのが少し残念に思う。
海外の方や、考え方の違いや思っていること聞けた。
ディスカッションを通してアメリカや住む地域が異なる日本の学生のことを知れた。
なかなか進んでたくさん話すことは難しかったけど、なるべく質問をできるように努力した。今回、こうしていろんな人と交流してみて自分の英語レベルを知れたのとさらに頑張ろうと思えた。
沈黙にならず、いいディスカッションができたと思います。より多くの海外の方がいたらもっと面白ったと思います。
私自身英語がほとんど話せないのですが、同じグループの北米の方はもちろん、日本人の方もとても英語が上手で驚きました。英語を長い時間聞き続けて、だんだん理解できるようになって嬉しかったです。受け身にはなってしまいましたが、英語を話せるようになりたいというモチベーションが上がって感謝しかないです!
質問をする時間が足りなかったのですが、アメリカ出身の同じ世代の子の日常や将来の目的を聞けました。
英語が苦手だったので最初は全然話せませんでしたが2回目で勇気をだして沢山話せたのですごく良かったと思いました!日本語も沢山話して頂けて嬉しかったです!
同じ共通の興味の友達ができた。英語を話すモチベーションになった。英語を話せる貴重な会を無料で開いていて、ありがたかった。人数が多くて少し話しにくかった。
日本ではない国の大学生と話すことができた。
色んな人とコミュニケーションできてよかった。
色々な人と会話できた。
外国の方と交流がなかなかできない中、楽しく話すことが出来てとても嬉しかった。
自分と同じ考えを持った人や、違う考えを持った人と話すことができて、視野が広まったと思う。
参加された日本人の方が流暢に英語を話す方々ばかりでは無かったので私も積極的に参加することできました。自分の英語が伝わり自信につながりました。
久しぶりに海外の方々と話せただけでなく、広い視点で色々みれたので楽しかったです
アメリカの人と英語に対するリアルな考えや意見をきくことができた。
オリンピックのこと、奨学金など気になっていたテーマを海外に住む方と話せたことが良かったです。
日本人の学生さんの面白い意見を聞くことができた。海外の学生さんの就活に関する意見が面白かった。意欲的な学生さんが多く、僕自身刺激になった。
英語の能力にかなり差があり、それが残念だった。
海外の人の考えが知れてとても良かった。
自分の英語がアメリカのネイティブの方に通じたことがすごく嬉しかったし、通じただけでなくて会話にもなったことが1番嬉しかったから。そのアメリカの方は実際にもう働いている人だったので、海外での働き方がどんな感じかなんとなく理解できました!
海外の日本と違う価値観を知ることができたです。
海外の人の考えが知れてとても良かった。
他の学生のスキルと自分のスキルを比較し、大変焦りを感じることができた。最後に個人的な質問もでき、将来に対するもやもやが少し解消できた気がした。
自分の英語不足で満足に発言はできなかったけど、他メンバーの話を聞いていろんなことを知れたのでよかった
参加された日本人の方が流暢に英語を話す方々ばかりでは無かったので私も積極的に参加することできました。自分の英語が伝わり自信につながりました。
自分が知っていたことが本当か違うか、または知らなかったことを直接北米の方から聞けた。
アメリカの就職事情や、アメリカで暮らしていくためのことなどを実際にアメリカ在住の方から色々教えてもらえた。
久しぶりに海外の方々と話せただけでなく、広い視点で色々みれたので楽しかったです

2)第二回:2021年6月12日(土) /アジア各国の大学生と日本の大学生

●参加学生:

・事前登録学生数:日本人 95名、アジア学生 64名

・当日参加者数:約100名

・日本からは、首都圏や近畿地方の私立大を中心に、約30大学から学生が参加。

・海外からは、アメリカ、韓国、シンガポール、香港、フィリピン、マレーシア、ベトナム、インドネシア、インド等の学生が参加。

●内容:

・当方から提示した『暮らす』『働く』の二つのディスカッショントピックについて、英語と日本語を使った活発なディスカッションが行われました。

・『暮らす』では、趣味や、自分の好きな文化について話がされていました。またコロナによる学習形態の変化や学校の様子などにも関心が集まっているようでした。

・『働く』では、就活をしない人やまだ始めていない人が比較的多かったようで、就活の方法や進捗などの入り込んだ内容よりは、どんな仕事がしたいかなどの抽象的な話題が多かったように思います。また、将来どこの国で仕事をしたいかなどについても話されていました。

・ブレイクアウトセッションに分かれる前に、司会者の鎌塚さんがズームの機能を使って参加者にアンケートをされていました。仕事の探し方・働く目的などについては、全体だけではなく、日本・海外の学生別のアンケート結果を知りたいと思いました。

●日本人学生の主なコメント:

アジアの方々、または同じく海外に興味がある日本の学生と話すことができ非常にいい経験になりました。ただ、英会話に追い付けなかったためもっと英語の勉強を重ねようと思いました。
アジアの様々な国の学生と交流でき、プログラム終了後も親身に質問などを受け付けていただけた為。
うまく行かなくても話せる環境を作ってくれた
オリンピックの話もできて面白かったから
グループの人数もちょうど良くて英語と日本語を混ぜながらたくさんの話をすることができた!
これまでの人生や、国の文化など様々で面白かった。しかし、大人数ということもあってより深くお話はできなかったので、2、3人のグループがいいと思った。
コロナ禍でなかなか難しいのですが、学年や住む国が違う人たちとお話しできたのはとてもいい経験になりました。
ディスカッションがたくさんできた
ディスカッションをして自分の将来を考えることができたから。
とても楽しかった。
とても有意義な時間でした。
とても良い経験になりました。ですがもう少し沢山の違う国籍の方と話したかったです。なので次は違うグループでお話ししてみたいです。
みんなで意見を交換しあえて楽しかったです。モチベーションになりました。
もう少し長く話したかった。電波が悪くて英語が聞き取りにくく会話が長続きできないことがあった。
もっと話せればと思いました。
でもちゃんと話をきいてくれてとても良かったです!
英語がたまに理解できなかったり上手く喋れなくても楽しめたから。
英語力不足で会話にあまり参加出来なかった。
会話ができて楽しかった。ヴェトナムや香港、タイの価値観や文化を知れて興味が出てきたからです。
海外の若者と触れる機会が欲しかった
海外の人とディスカッションできる機会はとても貴重だから。
外国の方とお話する機会がなかったので、とても新鮮でした。もう少し、それぞれの国の文化背景についてお話しできれば良かったなあと思いました。
楽しい会話ができたため
緊張してしまったけど楽しかった
今まであまり話したことのなかった国の人とも話すことができてとてもいい経験になりました。
自分よりも英語が上手な人と会えてよかったから。モチベーション上がりました!
少人数のグループだったため海外の方としっかりと関わることができて満足しています。初めての経験だったため、とても良い刺激になりました。ただ僕の実力の問題なのですが、よく話す人とそうでない人の差ができてしまったのが残念でした。
色々な国の人と話せたから
色々な国の文化や生活を直に知ることができた
色々な人に出会えた
新しい友達と自分の将来のこと、今のことを話せたので、有意義な時間だったから。
新し友達があります、他の文化も勉強してもらいますた。
大勢と交流出来て楽しかった。
短い時間で充実したコミュニケーションをとることができてとても楽しかったから。
知らなかったことなど、知識を得たから。
同じグループの中で自分とは違う場所で生活する方とお話をすることで新しいことを知ることができたのでよかったです。
友達ができて、いろいろなトピックが話せましたから。

●外国の学生の主なコメント

Able to meet, talk and mingle with new students still in college or will soon be graduating
Everyone has shared and discussed happily
Everyone is friendly and enthusiatic. I made new friends who are very cute and inspired
Everyone is very energetic. My group is all handsome boy and beautiful girl. I so glad to have a chance to communicate with asia friend.
I get to talk to people from Japan and from other countries. Everyone is nice, and the conversation is fun. I learn a lot about other countries and cultures. Overall, it was a wonderful experience. Thank you so much for organizing this opportunity!
I had great time with exchange culture and meet new friends
It was a great experience talking to new people learning about their life, their culture, and what they want to do.
It was a pleasure to chat with Japanese friends today, even though i can not speak English well, they helped me by speaking Japanese.
It was fun to get to know people from different countries and their life and dreams for the future.
It’s fun to have talk with people from different backgrounds
Opportunity to meet and interact with people from Japan and SouthEast Asia countries, although it is still in a limited time to know each other and share information better.
Opportunity to meet new people
So nice to meet new friends all over the world
That so great
Very good conducive environment. Freedom and motivation to learn from one another. But Japanese students are a bit reserved and don’t actively speak making it difficult to establish a conversational flow. Overall great people, kind and friendly. Great opportunity to interact with different people and know different cultures. Thank you for this opportunity.
We might have needed a facilitator.

1989年農業経済学科卒

鎌塚俊徳

2021-7-01

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